奥羽本戦(おううほんせん)とは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するブラウブリッツ秋田とモンテディオ山形が対戦する試合(ダービーマッチ)の呼称である。東北日本海側の最強を決める戦いとなる。
概要
1980年代は、JSLリーグ二部に東北から唯一参加するなど、TDKサッカー部が奥羽地方の覇権を握っていた。しかしながら1990年代に入ると、NEC山形サッカー部が国体強化を機にメキメキと力をつけ、秋田由利郡は太刀打ちできなくなった。以後カテゴリー違いが長かったが、ブラウブリッツ秋田が2021年にセカンド・ティア(2部リーグ相当のカテゴリ)に復帰すると、28年振りに公式レギュラーシーズンで対戦することとなった。この旧出羽国内対決は、両チームのホームタウンを結ぶJR奥羽本線に掛けて新たに奥羽本戦と山形社長相田健太郎に命名され、復活初戦からつかみ合いになるなど白熱したものとなった。
ホームユニフォーム着用権をかけた戦い
日本初、2021年の取り決めとして、ホームアウェイ2試合の直接対決で勝ち点を多く得たチームが奥羽本戦王者となり、2022シーズンの直接対戦時、ホームアウェイともに1stユニフォームを着用する権利を得る。1勝1敗だった場合は、2試合合計のスコアで1stユニフォームを着用する権利を決定する。この企画は毎年継続されている。(2024シーズンは山形の1stユニフォームが白、秋田の2ndユニフォームも白というデザインの関係上、両チームともホーム・アウェイ共に1stユニフォームを着用する。)
また、翌2022年は東北地方から4クラブが参戦するJ2リーグにおいての東北ダービーの対抗企画である「奥州合戦」の構成カードの一つとして行われたが、岩手が降格したため、同企画は1年で終了した。
東日本旅客鉄道秋田支社がイベントに参加
22年ソユスタ広場において、JR東日本秋田支社が遊戯用電車「ミニこまち」を運行した。同電車は、秋田支社が製作した実際の車両の1/5サイズのミニ車両で、無料で供用された。ダービー名が本家奥羽本線に承認された証でもある。この企画は、2023年7月2日の東北ダービー秋田いわき戦でも行われた。
奥羽対談
2023年1月31日の秋田魁新報紙上広告において、相田健太郎、岩瀬浩介両社長による、スタジアム建設の実現性についての対談が行われた。サッカー専用スタジアムではなく、多目的複合施設を目指したいことで両羽の見解が一致した。Akita Field(仮称)なる完成予想図も提示された。しかしながら、秋田側の計画には無理がありすぎ、市長の独走的推進が目立っている。
ホームスタジアム
戦績
2024年5月18日現在
東北リーグ
天皇杯
Jリーグ
練習試合
両チームでプレーした選手一覧
- 藤田芳正 (Y: 2002–2003, A: 2004)
- 日髙慶太 (Y: 2012–2015, A: 2016–2018)
- 比嘉厚平 (A: 2011, Y: 2012–2016)
- 韓浩康 (Y: 2016, A: 2016–2020)
- 井上雄幾 (Y: 2002–2004, A: 2009–2010)
- 加賀健一 (Y: 2017–2019, A: 2020–)
- 松田英樹 (Y: 2000–2002, A: 2004–2005, 2008)
- 松田正俊 (Y: 2003–2004, A: 2007, 2009–2013)
- 高林佑樹 (Y: 2006, A: 2007–2008)
- 高橋哲 (Y: 1998–1999, A: 2000–2002)
- 喜岡佳太 (Y: 2022-, A: 2024-)
エピソード・特別企画等
- 2022年7月17日のソユスタの試合では、ビジター側のトイレがスマートフォンの落下で詰まる事案が発生した。
- 2023年5月21日開催の本戦で、ゴール近くのピッチレベルで観戦が出来る「奥羽本戦エキサイティングゴールシート」が用意され、地上波YTSで生中継となった。また特別企画盛りだくさんで、Dance Stadiumと題してavex ROYALBRATSダンスチームがパフォーマンスを披露するほか、「利き米チャレンジ」と称して、両羽の米銘柄つや姫、雪若丸、サキホコレを食べ当てるブースも出現した。さらに、グリーンモール天童商店街では、秋田サポーター限定20名に「おもてなし駒」が贈呈された。
- 2023年のダービー第2戦で、ソユースタジアムビジターゴール裏(1,100席)とビジターS指定席が完売となった。
- 2024年5月18日開催の本選で、ブラウブリッツ秋田が前身のTDK(東北リーグ)時代も含めて公式戦で初めて山形に勝利した。
脚注
関連項目
- 日本のダービーマッチ
- Jリーグ仙台秋田戦
- 東北ダービー
- 奥州合戦 (サッカー)
- 天地人ダービー




